3月の一言②~モノを売るヒント~

・従来の商品サービスのPR方法は、自分の欲しいモノがある程度わかっていて、あとはその宣伝や競合商品サービスとの比較、検討のうえで、その中から購入するパターンを基盤としたものでした。

・ところが、近年の「情報洪水」「疑り深い消費者」に代表される変化によって、そもそも買う理由を売る側が与えないと買ってもらえない時代になってきています。
全部が全部そうとは思えませんが、売る側もこのことは十分認識、理解しています。


・消費者志向はニーズ追求からウォント探索に移っているとよく言われるが、欲しいものが次第に狭まった世の中において、ニーズ、ウォンツ双方共重要であり、それをいかに掘り起こしていくかがとりわけ新規事業では必要ということになります。

・すなわち、消費者にニーズ等への気づきを提供して、そのニーズ等が商品サービスのポジショニングと結びつくように設計されていなければなりません。
この場合、なにをポイントにして考えればよいのかが問題になります。
その1つが以前の「一言」でも少し取り上げた世の中の流れと言われる“空気”がどのようなものであり、そこに乗り遅れないアンテナを張っておくことが大事となります。

*空気≒人々の多くが暗黙のうちに共有している情報や意識の集合体。ある意味、安心感を与えていくもの。

・このヒントとなるコラムがありましたので、まとめてみました。
当社事業においても新規事業を一人前に育成し、既存事業の新たなサービス展開に取り組んでいる中、取引先との商談での説明、プレゼン作成等に組み入れることができるのではないでしょうか。


①公共性(おおやけ)

・日本の物欲は既にある程度満たされています。
必要十分な機能を備えた商品サービスは選ぶのが困る位に溢れています。
その中の空気としてまず考えられるのがみんなにそうだなと思わせる「公共性」の仕掛けです。

・思い付くだけでもエコの高まり、メタボ対策、景気後退からくる費用削減等があり、これとの結び付きを訴求することが売り込む商品、サービスの理解を早めます。


②偶然性(ばったり)

・情報洪水時代では工夫しないとこちらの意図する情報に接触してくれることがありません。
また、成熟した消費者はどの商品サービスもそれ程違わないと思い、情報をスルーしてしまいます。

・そこで、自分と関わりのあるものを探索していたときに、いかにもさがしていたものが見つかったという気持ちにさせる、ばったり出会った情報と同じ偶然性の演出が必要となります。
自分だけが見つけた(それに近い)、こういったサービスもあるのか(発見した)といった消費者の主体性をくすぐることによって、興味を引き出し、上手に探し当てたとの自分満足的気分にさせるのです。


③信頼性(おすみつき)
・消費者の好みは益々多様化しています。
全体が1つのものに傾斜することは少なくなってきました。
ある意味、情報のフラット化が消費者を賢くして、いろいろなものを組み合わせて、自分の価値観をベースに選択するようになりました。

・一方で、これからは自主性、自立性が大事と言っても本当に自分に合ったものか、本物かを選ぶ時に、何かを頼りにしたいものです。
ネットの口コミを素直に受け入れるのも行き着くところ、これかもしれません。

・あの人が言ったのだから(薦めた)、あの会社までやっているんだから(採用)間違いないとの状態を作り出すのです。

・このように事業の拡大、深化に挑戦している当社にふさわしい言葉を2つあげておきます。

「アーリー・スモール・サクセス」……いわゆる小さな成功の積み重ねが大きく羽ばたく基盤となるのです。

「シースタイル・ユナイテッド」……小さな所帯、グループであればある程、皆さんの“一致団結”がなくてはなりません。

以 上