・トヨタの「カイゼン」方式は、雑誌、本の出版は勿論、その中での現場経験者がコンサルタント会社にスカウトされたり、新会社を設立したりして、多くの企業にその精神と具体的なカイゼンを広めています。
・その基本的な考え方は、次の5つにあると言われています。
①人間尊重――最も大事なことは、カイゼンは人間がその趣旨を理解して行動しなければ、一歩も進まないということです。そこには自分たちの仕事がこれでよいのかという考える力を付けていく―→知恵がだせるようになる―→創造出来る人を生み出すことにあります。
②改 善――どんな事でもよいから気付いたこと、思っていたことの小さな改善をコツ コツこなしていくことが、いずれ全体を巻き込むような大きな改善の第一歩であることを共通認識とすることです。
③現場、即時、徹底――問題解決のヒントは、必ず現場にある。現場に行って議論しないことが、最もよくない。問題を先延ばしにしないで、とことん原因を追究する姿勢が必要となります。
④標準作業ありき――慣行も含めて仕事の基準となるものがあるはず。基準をベースとして、より良い方法に改善すれば、その効果が明確になります。(ここが盲点になっていることがよくある)
手順×時間軸でみていくことがポイント。
⑤品 質――生産現場の場合、多くの工程があるが、自分たちの後工程に不良品を出さない、流さないためになにをするかの視点。(管理部へキチンとした請求書の提出に心掛けることが、営業の品質です)
・さて、実際にカイゼンを導入しようとする会社で抵抗に遭う部署は、案外現場なのです。
「そんなことは前から解っている」「この業界ではその方法は通用しない」といったことから、背面服従になりがちです。
・やるからには、次のことがポイントになります。
①難しく考えないで、ムダをなくしていくのだということを言い続ける。
②やはり、旗を掲げて進む強いリーダーシップが必須。(通常社長又は担当役員)
③目標をしっかり設け、達成するぞという姿勢と、表面的な改善ではなく、どこが問題の大元かを追求していくこと。(改善マップのようなものを作る)
以 上