平成21年・4月の一言③~信用と信頼~

・信用と信頼は違うものであるとの説があります。信用はリスクとして計算可能と言われるものであり、金融の世界にそれが顕著に現れます。
昨年、まさに金融商品という「信用」があまりにも膨張しすぎて崩壊したのを目の当りにしたのです。

・信頼は計算出来ない対面性(インターフェイス)がないと醸成されないものです。面と向かい合っての確認が第一歩です。
インターネットの発展はどちらかと言えば利便性からくる信用が前に出てきて、それが成功している例ではないでしょうか。
しかし、そこに信頼というチェックが入らないままになると、自由度の弊害から規制、禁止の網を掛けられてしまいます。(老舗「吉兆」も普段のチェック(信頼)が疎かになった?)

・いずれにしても、双方共にユーザーを通じての共同作業によって築き上げていくものと考えれば、そこまで厳密に区分する必要はないようにも思えますが。
発想として面白いので取り上げてみました。


①信用をつくる。

・ユーザーは会社の全てが解っているわけではないので、ある程度の信用リスクを背負うことになるが、
「多くの消費者(取引先)が購買(契約)している」「大手だから大丈夫」「歴史がある」「そのやり方で確実に成り立っている」等によって信用できるとの結果に繋げています。

・例えば、「歴史がある」ことは売上、利益を長きに亘り継続してきており、それを支える時代変化に応じた商品、サービスが良好であるといった信用を創っています。
これまでのいろいろな苦労が実って、それが“のれん”“ブランド”として確立しているのです。

・「信用調査」における会社規模、収支状況、将来展望等のリスク計算に耐えうる信用力をつけるということでもあります。


②信頼を得る。

・人と人との舞台を基に、信頼は「約束」と「実行」の積み重ねからしか生まれません。
自分に対し信頼残高が大きくなることになり、それが会社の信用をつくり、
自分自身もつくりあげていくことになります。

・例えば、取引先と約束した事が出来なかった場合、2度と同じ過ちを繰り返さないよう努力するはずです。
小さな約束事でもそれを守り、実行し続けることが鉄則です。
そうすることにより、自分の置かれている環境が好転するきっかけをつくり、評判も良くなっていくものです。
そして、期待以上の信頼を得るのです。

・問題、課題にどう向き合うのか、どう行動するのかの信頼を得る背景には自己責任意識と当事者意識を強く持つ必要があるのです。
「信用、信頼共、牛歩の如く一歩一歩積み重ねていくしかないのです。」

以 上