・当社も設立以来4期を終了し、まさに会社としての真価を問われる第5期に突入しました。
ここで組織全体を見渡した場合、これまでの企業活動において社内管理の仕組み、手続、手順等は次第に
使い勝手のよいものに整理され、運営の効率性を高めるための個別の見直しが繰返されてきました。
・しかし、そろそろシステムあるいは組織の中で一貫した業務処理、チェック機能、記録保存等について、
要は個人業務における企画ではなく、2セクション以上の業務が絡む見直しや新たな仕組みに関連する企画も
これから発生していくのではないでしょうか。
・日常業務にある問題点や課題を意識、認識していたが、手を付けられないでいたことに取組む時期に
来ているのかもしれません。
とりわけ上場ということになると、外部からの要請等に応える面から解決しなければならないことも
あるでしょう。
・今、皆さんが業務遂行において求められている直接的な意欲とか積極性の強さは勿論、ある程度経験を
積んできての能力は「コミュニケーション力」と「企画力」が大事と言われています。
企画力の基本は手際のよさ、まとめる力、解決の本質を探る力等と実行への蓋然性を追求することにあります。
・企画立案、問題解決への基本ステップは次のとおりです。(企画本に共通しています)
①問題意識――上司(リーダー)又は作り手、使い手が明確な方針を立て、自分の課題、テーマとして意識し、
解決への強い意欲と態度が最も大切であり、ここがないと結局単なる手直し程度に終わりかねません。
まさに「企画=知恵×エネルギー」と言われる所以です。
②問題把握――作業のスタートは情報収集と分析です。
現行の方法、実態をしっかりと洗い出すことが肝心です。
解決に向けての思いつき、推測や自己主張のようなものが入り組んでくると「事実」が歪み、
何をどう変革していくかが押えられません。
現状認識なくして良い企画なしということです。
③問題解決目標――基本構想を作ることです。ついつい手元の問題点ばかりに気が向いて、
それだけを解決しようとするが、何が基本なのか、理屈にあっているのかに戻って組み立てる必要があります。
日頃こうありたいと願っている=改革的なものも入れないと意味がありません。
目的と手段がごっちゃにならないために、一度あるべき論を検討するのが急がば回れかもしれません。
④問題解決手法、手順――関連事項の解決方法等の出版物は多くあり、十分参考になります。
しかし、それはノウハウものとはいえあくまで知識であり、自分達に合った実効性のあるものに
工夫を加える知恵が必要です。
‥‥‥1枚で書ききれなくなってしまいました。この辺のところは次回で!!
以 上