5月の一言① ~プレゼンについて(前半――準備)~

・“プレゼンなくして、営業なし”は当り前のことだけに案外奥の深いことかもしれません。

例えば、この言葉はいかにプレゼンの事前準備が大事かを言っているのかもしれません。

準備は単に提案のための資料をそろえることだけではありません。


・そこで、通常このプロセスには次のことが含まれています。
下準備の中でのポイントを明確にして情報を揃え、相手先の要求や課題にセグメント商品を資料に沿って適切に伝え、説明、提案、応答ができるようにしておくために利用するものです。

そして、プレゼンは相手の好意、興味を最大限に引き出す有効な手段なのです。

  ①プレゼン内容の概要     ⑥期待される効果(メリット)

  ②背景、現状の問題点、課題  ⑦スケジュール

  ③プレゼンの目的       ⑧費用(予算)

  ④提案のコンセプト      ⑨必要であれば、実現に向けた課題とその解決への

  ⑤実際の施策、対策       ツール


・勿論、これは一般的な項目を表示したにすぎません。
別にこの形式にこだわることなく、相手先の人数、職位、理解度具合から重点的に説明するところを探り、
上記①~⑧を組み合わせ、また取捨選択してまとめておくのが現実的でしょう。
簡明さが要件です。


・①~②のポイントは、共通認識です。

あまりくどくど言う必要はありませんが、大枠をみせることは受ける側の考えの整理となります。
技術的、細かなことから入ると、話があちこちに飛んでまとまりがなくなる危険性があります。
全体像の共通認識は個々の理解、進展となります。


・③~⑤のポイントは、提案情報の視覚化とイメージ化です。

ここはまさに提案そのものの具体的内容です。
従って、提案するセグメント商品に期待されていることを十分汲み取って、資料を基に何故この提案をしたのかの主旨や方法を順序よく論理的に視覚に訴えるよう説明するのが適切と言われています。
この一連の項目は誰もが慣れている思考構造に沿ったものであり、自信をもっての説明は良いイメージを与えるものです。(ここはどちらかといえば、説明側に基軸があります)


・⑥~⑧のポイントは、明確化です。

最も明確にしておく必要があるのが、ここです。
1つでも不明瞭なところがあれば、全体がそうみられてしまうことがあります。
相手先の予算内でスケジュールにも合い、メリットが見込まれるとの判断、決断の基礎になるものです。
推測や勝手な思い込みを避け、的確な裏付けのある資料を以って理解、納得してもらうことが大切です。
(ここは相手先に基軸があります)


・要は、しっかりとした情報を伝え、相手先も自分なりの情報と繋ぎ合わせて発想が膨らみ、話が弾むことが次のステップに引き込みます。
なお、忘れてはならないことはプレゼンの最後に決まったこと、解決の要があるもの等の確認作業です。


・さあ、張り切ってクライアントに説明に行きましょう!!

以 上