8月の一言②~自信について~

・皆さんの中では入社1年前後の方が多数となりましたが、丁度仕事にも慣れて自分のペースが解り、自信がついてくる段階にあるような気がします。

・そこで、“自信”についてちょっと面白いコラムがありましたので、私の思いも含めて紹介します。

「自信があると失敗しない。失敗しないから自信がつく。」は大きな勘違いであるということです。


・人柄のよさや社交性に富む、話し上手など養育体験を踏まえた属性的な面から仕事がうまくいって、自信に繋がることは否定しません。
しかし、一般的に仕事や能力に対する自信はいろいろな経験を踏まえてだんだん付いてきて、いろいろな場面での対処が出来るようになります。
それが自信を持つ、打たれ強いことなのです。強い人でも失敗はするし、動じることも多々あるのです。


・そうすると、自信は何かしらの行動に対して持つ、付いてくるということになります。
従って、自信をなくしてきたら、挽回するためにも何か行動するしかないのです。
それが不安を小さくします。失敗したとしても、それを引き摺らないためには、

①ぐずぐずしていると刻々と時が過ぎて、失敗したことをリカバリー出来なくなります。
直ぐに相談する、手を打つなどフットワークの軽快さが必須。

②そこには、何故失敗したのかを考えることも大事です。そのことによって、どうにかしなければならない、どうにかしていくことに繋がります。
このいざという時の対応が出来るようになって、自信がついていくのです。

③失敗で内にこもってはいけません。
ダメだったことを上司、先輩、同僚にぶつけて、口に出して言うと、助言、支援を得やすく、気持ちも少しは晴れるものです。
自分を否定してのメリットはなにもありません。


・逆説的に言えば、“失敗なくして自信なし”。失敗を受け止め、そこをフォローしていくことで自信が生まれてくると言えるのではないでしょうか。
教科書的に言えば、失敗を自信に変えていくそして、自信をもって地に着いた対処をしている人は自分の今ある仕事に努力し続けており、仕事の質、量の増大に対してもその努力を継続できる人なのです。
別の角度から見ると、自分から失敗の要因とその周辺のスキルを追及して自律的成長(しっかりと勉強している)を促すことでもあるのです。


・そうすると、相手の主張にも耳を傾けてその意図を汲み取りその上で、しっかりと検討してきた提案を展開できるようになっていきます。
日本人の良さは「誠実さと努力」にあると言われています。それは、Yes(誠実さ)、But(努力)の言える人です。
この感性に訴える要素を持った言動も営業スキルの1つとして活用できるのではないでしょうか。

*「人間は体験と記憶の動物」なのです。

以 上