9月の一言③~目標(夢)を持つこと~

・清水さんの言った目標を持つこととは、人生あるいは職業生活での「夢」「ビジョン」として挑戦していく目標を言ったのだと思います。

・例えば、「〇〇業務のプロとして一流を目指す」「社長になる」「〇〇の経験を積み、独立する」「〇〇の研究を通じて社会貢献する」「〇〇分野の第一人者になる」といった漠然としたものから割合具体的道筋のあるものまで多種多様です。
まさに、仕事関連だけでなく趣味や社会貢献などを包括して目標(夢)と言っていることなのでしょう。

・このような目標(夢)を持つことは、単純に考えても、

①何となく信念を持った人として、えらくみえます。

②自分の誇りとなって友人等との話が弾み、共感を得たりします。

③少なくとも関連する情報収集や勉強のきっかけになります。

当初、それほど強い意識がなくても外への発信により、具体的取組の一歩になることもあります。マイナス要素はなさそうです。

・もう少し理屈っぽく言うと、その目標(夢)は長期計画の実現の先にあるものと言えます。(企業の長期計画は企業としてこうありたいとの夢の具体化であると主張する会社トップもいる。)
従って、それは予測でも展望といったものではありません。時間軸をもって実現を目指していく、戦略的な意図を持ってはじめて計画といえるのです。


・そして、実現に向けての特色は、なんといっても「自己完結型」です。

①自分自身でしか実現出来ません。誰も一緒になって実行してくれるわけではありません。
「何がやりたいか」と同時に「自分にできることは何か(勉強して獲得するものでもよい)」を捉えておく必要があります。

②ここでのモチベーションアップは自分の意志でのみ出来るのです。
やりたいことへの挑戦的な、内発的動機を持つ時は、高い成果を得やすいのです。自分の価値観を尊重するからです。
ある意味では「こだわり」なのかもしれません。これがあるからこそ、様々な見聞、努力をします。
それはチャレンジと自分を変革する原動力となります。この持続性が成長をもたらすのです。

③目標(夢)は人それぞれです。また、達成感もいろいろでしょう。
それゆえ、目標(夢)の考え方、設定などに模範解答はありません。
夢を実現した成功者の言動や著述からいろんなスタイルがあることを知り、自分に合う、納得できるものを参考にする方法もあります。
条件が揃わなくても出来るところから、実現が見えるところから踏み出すことが大事なのです。

・人間はここに在る(being)のではなく、成長していく(becoming)のでなくてはなりません。
誰だって成長したいのです。
新しい経験や価値が付加され続けるこのプロセスが、自らの未来を創造することに繋がるのです。


~夢へのキーワードは成長なのかもしれません。~

以 上