・さて、前回の1. 相手と会って話したがる(わざわざ会う)2. 相手を察する…の続きとしてこの2つの周辺に似たようなビジネス慣習があるので、その一部を列記しました。
・これはなにもその良し悪しを言っているのではなく、あくまでビジネスにおける日本的言動の特徴を示したものです。
また、当社にはほとんど当てはまらないが、他社とのやり取りの中での知識と理解しておいて下さい。
3 形通りにやる(形のプロセス)。
・日本はやたらと様式(統一フォーマット)に気を遣います。
先輩のサンプルや記入見本が必ずあり、それをものにしていく。
標準化、効率化に役立つことは確かであるが、往々に自由な発想を妨げ、干渉しすぎることになります。
要は、目標達成が先決で、プロセスが全てではないということです。
・これに慣れるとちょっと横にずれたこと(質問)には対応力が弱くなり、上司に相談してからなどが多く時間が掛かってしまう。
但し、記録として必要なものは統一的に残すことも大事です。
4 覚えようとする。
・時間をかけていろいろなルールを知り、何でも覚えようとします。
何故そうなるのかの背景はあまり考えない傾向にあります。
・経験の浅いうちはそれでよいが、次第に中堅クラスになるとそれが成り立っている背景や事由を仕事の上で認識、理解しておく方がより良い場合が出てきます。
そうすると、仕事そのものだけでなく周辺のこともよく解かり、判断力がついてきます。
また、こういう場合はこうした方が良いとの勘が働くのです。
要は、使いこなすことが肝要です。
5 ムゲに断らない(道徳観)。
・面談を承諾してもらったからと言って、当方の提案などに興味を持ち、プレゼンや意見交換を認めたとは限らないこともあります。(一応会うだけ会っておこう)
・相手先の雰囲気などを嗅ぎ取って、どの程度の了承内容かを推し測かる必要があります。
つまり、自己紹介と簡単な質疑応答で終了することもあるわけです。
そこで憤慨しても意味のないことになります。
以 上
*すんまへん。今まで2回以上にわたることはなかったのですが、ついつい書き過ぎました。
続きがありますので、次回(今週中)とします。