・以前の「一言」で目標(夢)を持つことの大切さと方向性について掲示しましたが、その中で目標実現のキイワードは「成長」にあると締めくくりました。
この成長を支えるのが活動のエネルギーであるモチベーションを高めていくことにあるような気がします。
・モチベーションはあくまで他の人から与えられるものではありません。
自らが何らかの目標や認められていくことに主体的にどう挑み、継続していくかの姿勢、自覚が根底になければ、それを基としての成長は遅くなってしまいます。
・会社は働きやすい環境を整え、道具立てをすることであり、間接的な方法です。
「馬を水場に連れて行っても、馬にその気がなければ……」の格言に近似していると思います。
・そして、モチベーションの主体が個人にあることは、個人差もあるということです。
モチベーションの思考や行動の一般論が大多数のそれと合致するとは限りません。人によっての強弱もあるでしょう。
従って、以下のポイントやヒントは自分がそうだと思ったところを拾い、実践の中で実感として捉えることが出来る点があれば、それが自分のモチベーションアップのチェックポイントになります。そういうふうに仕向けましょう。
①希望を感じる時
・頑張ればうまくいくということを感じ、なんとなく成長を実感する。
・自分の能力でやれそうであり、やるべきことが分かり、次第に目標に対する自分創りができてきたと感じる。
②充実していると思える時
・仕事に刺激があって、押し付けではなく自分が決めていく領域が増えて、それなりに面白くなってきたと思える。
・仕事を着実に実行して約束を守り抜き、内外の信頼度残高が上っていると思える。
・時に上下の振幅があるモチベーションはその保持が大変です。
無理をせずまた、急激な行動で補うことなくそれを維持するには、行動を習慣化することです。そのヒントは、
①大なり小なり目標達成には期間が必要です。
年度計画も毎月の積み重ねです。
自分の視界範囲のスモールゴールを作り、これができれば次はこれと確実性を増すような工夫が必須です。
②習慣化はどうしても一定のパターンになり、変化に乏しくなります。
アキないように不定期で自分なりに納得のいく区切りのイベントを入れることも一考でしょう。
③目に見える行動であれば、他人の目(同僚、上司、取引先)に触れるようにすると進捗状況も解り、やることが明確になります。
・ほめられて、いやな気はしません。
同僚、後輩の仕事に少し関心を持って、ちょっとした気遣いが一層のヤル気をもたらすものです。
*モチベーションの大きさ=目標の魅力×達成可能性×危機感
以 上