11月の一言③~わきまえた言動~

・普通は会社組織の中で上司、先輩を観察していくことで次第に相手先との“わきまえた言動”について解き明かされて経験を積み、その風土、文化を背負っての活動ということになります。
いかんせん、当社はまだそこまでのパッケージ的なものは当然ありません。
逆に、型にはまることなく気を使ったりする必要があまりない、打ち解けた良い雰囲気がありますので、これは崩さないでください。

・しかし、その辺のポイントだけは知っておいたほうがよいと思います。
皆さんは自分が思っている以上にしっかりしていますので杞憂になりますが、整理するとこんなものになるのではないでしょうか。


1 気心の知れた仲間か?

・スーツに身を包み、言葉遣い、立ち振る舞いを崩さない対応はビジネスの基本ですが、それは第一印象の安心感を与えるためには大きな効果があります。
しかし、お付合いが継続して往訪が重なると、そればかりでは信頼感が育たないでしょう。

・親しくなった勢いでの言動には限度というものがありますが、そこは相手先会社の社風や当事者間の人間関係によってどこまでが許されるかが異なります。
やはり周りの空気や相手の姿勢、態度をみての微妙なサジ加減をしっかりと学んでください。


2 仕事のことしか話が出来ないか?

・男はどちらかと言えば、会社優先、仕事中心の生活に慣れ親しんでおり、それなりに安心感をもたらし、当たり前のように振舞って自分のアイデンティティーになっています。
身内の中では気心の知れた共通の話題として、自然と仕事に関連する話が中心となります。

・相手先と次第に親しく会話ができるようになると、雑談ひとつもできないことでは視野の狭さ、さらに人間味に面白さがないと思われることになります。
たまに興味のあるマスコミの話題でも“どうして”を繰り返し、掘り下げることも必要になります。


3 自己チューになっていませんか?

・ついつい自分の利害しか目に入らず、あるいは大義名分のもとに自分勝手な行動になりがちです。
それは相手の立場から要求しているものや相手の尺度と違うものになって、次の展開を読み損ねてしまいます。

・一言でいえば、自分の置かれている立場をしっかりと把握した中での言動に心掛けることが大切なのです。
相手も立派な人ばかりではありませんが、自分の価値基準だけで測るのではなく、“こいつは使える。”と思わせる行動を起こすことです。
結果、使命感を持って目標を達成し、貢献することが重要なのです。

・このような「当たり前」の日常的な積み重ねの心がけが大事なのかもしれませんね。
そして、頑張ったのに!だけの“つもり人間”では成長はありません。

以 上