・不況下、企業が辛抱強く生き延びていくには結局、社員の力の結集がものをいいます。
社員も一層自分を奮い立たせて仕事に取り組むことが必要です。
・まさに、人材から会社の財産としての人財の立場を確立するチャンスでもあります。
その基本を振り返ってみると当然のことながら、次の視点を段階的(①→②)に捉えることが大事なのではないでしょうか。
1 成果を上げること
①目の前の仕事に全力投球できる。
・いろいろ悩んだり、考えたりしながら仕事を進めていくが、その中で今ある仕事に行動を
集中させていくことすなわち、やってみる=全力投球できるかどうかが分かれ道になることがあります。
・それが信頼されるための基盤作りなのです。
与えられた仕事を着実にこなす感覚を身に付けていくプロセスでもあります。
②自分なりに優先順位をつけて、堅実に成果を上げていく。
・徐々に仕事に慣れてくると自分のペース、ポジションが解り、周囲をよく見渡すことが出来るようになります。
そして、必要なスキルをしっかり身に付け、磨きをかけると伴に、先輩達の良い所を見習っての判断力や提案力を高めていきます。
・辛い局面になればなるほど、物事を客観的に評価していくことが大切になります。
何を、いつまで、どのようにするかを考えて、諦めずに取り組み続けると、
周囲もその人のヤル気を認めてくれ易くなり、仕事に立ち向かってバランスの良い姿勢が保てます。
2 自ら課題設定が出来ること
①仕事をキチンとやり遂げる。
・何はさて置き、まずは与えられた仕事に粘り強く取組み成し遂げることです。
結果の良し悪しはありますが、やり続けていくことが大切であり、それが“ひと踏ん張り”となり、
次第に効率的かつ合理的なしごとの進め方などに繋がっていくのです。
・そうすると、仕事の拡がりやより高いステップの仕事が可能になります。
②自分の強みを発揮する。
・これまでの経験や学んだことから、より高い成果を上げていく提案力、
決断力とそれを支える精神力が育っていきます。それが総合されて自分の強みになっていきます。
大それたことを目指さなくても小さな“〇〇上手”と言われるだけで、
任された仕事に柔軟性をもって対応できるのです。
・仕事の達成、習熟を重ねると目の前が拡がり、適切な情報を踏まえてより有効な方法や課題を
設定することが出来るようになります。
それこそ中堅社員としてのポテンシャルの発揮の場なのです。
以 上