・昨年の創立記念日には「今月の一言」で、その意義を次のようにまとめました。
①年度のけじめ、節目として改めて、当社の理念や現状を見つめなおす良い機会であること。
②これまでの基盤を創った先輩達に敬意を表し、これからの自分達の頑張りが花を咲かせていくとの決意と実のある行動に繋げていくこと。
今回はダブるところもありますが、取り上げてみました。
・ところで、皆さんの身近な記念日として例えば、誕生日があります。
それは普段気に掛けることがありませんが、このような節目の時に昨年の反省や今後のいろいろな見通しなどの評価と位置づけを考えたりします。
・会社も活動のまとめを期間(年、月)で区切って結果を検討し、今後の対策を打つのです。
その精神的なけじめが創立記念日であり、上述の意味合いがあるのです。
・今年の経営環境は何と言っても景気後退期に入ったことです。
企業はしっかりとした立ち位置を取ることが重要です。
ネット業界に身を置く当社の5年間は結構重みのある期間と言えます。
盛衰が激しい業界にあってひとつの歴史を刻み、信用を築いていく第一歩をクリアしたように思います。
・一方、思い出だけにしてはいけません。
「成長」を意識することが記念日を後押しする条件です。
安定した利益を継続していくことは大変難しいことなのです。
従って、一般企業でも計画への個々の役割意識を強く持たせると共に、社員の一体感醸成の相乗効果を創立記念日行事のバックボーンにしているわけです。
当社はまだ行事を伴う記念日となる状況ではありませんが、その趣旨は理解しておいてください。
・さて、この機会に物作り、サービスを提供する仕事の基本中の基本をおさらいしておきます。
現在の混沌とした時代だからこそ、冷静に基本に忠実な活動が求められているのかもしれません。
そして、それが新しいことへの挑戦に生きてくるのです。
①温故知新――常に正しいものはありません。
過去の方法等は当時最適なものですが、その延長線上だけで考えるのではなく、環境変化に合わせたプラスαや新たな情報等から疑問を持っての説得力も必要です。
②試行錯誤――営業活動でも1回のやり取りのみで成就することは少ないと思います。
お互いのぶつかり合いにより満足度が高くなり、キチンとした経験として積み上がります。
拙速はどこかで馬脚を現すものです。
・皆なでお祝いをして、何か行事ができる創立記念日にしていきましょう。
以 上