・ 6月下旬、3社の株主総会に出席してきました。近年株主重視を謳い
開催日の分散化が進んで いますが、それでも29日を中心にほとん
ど1週間以内となっています。
・ 昔、総会準備の仕事もしていた関係で毎年数社出席して、近時の運
営や質問事項等の推移を楽しんでいます。
・ 今年はメディア報道の通り、経営状況の厳しさから減配(無配)、株価
下落への対応追求が中心の質疑応答でした。(役員報酬や今後の業
績についてもこの関連)
とはいえ、一般株主からの素直な質問であり議長も親切な応対をして
いく傾向は大変良い印象を受けます。
・ ただし、私が従前から気になっていることがあります。
それは、「役員に女性がいない(または、1人)のはおかしい。どうしてです
か。」
出席会社全てに出ていた女性からの質問です。
・ 共通の答えは、「男女差別なく人材育成、業務担当に心掛けている。
現在部長レベルに数名いるが、まだ役員就任候補までに至っていない。」
とのことです。
・ この答えは、50点です。何故なら、社外役員が常識化している現在、外で
活躍しているあるいは、良識ある女性は決して少なくありません。
その中から、会社運営、事業活動に適したかたを選出することは、容易なこと
です。
経営の意思決定の公正さ、監視確保を含め検討しないのは、怠慢と言われ
ても仕方がないところです。
消費者に直結した商品、サービスがある会社は、特にそうです。
・ まさに、総会壇上に鎮座する役員が黒っぽい背広姿ばかりでは、異様な風景と
思いませんか。