「社会人としての基礎能力」をみて

・ 近年、就職活動で注目されてきたものの1つに、経済産業省が提言している
  「社会人としての基礎能力」というものがあります。
・ 単なる学生時代の知識や技術以外に、社会人として仕事をする上で求め
  られている能力です。
  大学のサークル・部活動、アルバイト等での付き合いの中から、いろいろな
  ことを経験して学んでいく能力とも言えます。
・ それは、具体的行動と経験を通じて必要とされる能力であり、次の3つの
  くくりで整理されています。
  ◆前に踏出す能力(アクション)
   ・主体性、実行力、働きかけ能力
  ◆考え抜く力(シンキング)
   ・課題発見力、計画力、創造力
  ◆チームで働く力(チームワーク)
   ・発言力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール
・ これを基に、基礎力の診断や大学を中心とする事例研究、体験等の全国
  発表大会を実施しているほどの拡がりがあります。
・ まずこれを見て、こんなに多くの項目にわたる能力アップなんて! 何を
  したらよいのだろうと、思いませんか。
  アルバイト等から会得する以上の能力アップを考えているのでしょうかね。
・ そうはいっても、あえてこのような基礎能力向上の旗振りをしなければなら
  ない状況にあるのでしょう。
・ “昔人間”からすれば、ちょっと疑問符がつき、考えさせられます。
・ この際、少し感じたことを、以下に記してみました。
  ◆社会人とは
   ・中小企業において基本的指導は、最初の数日だけが一般的でしょう
    (生産技術職は別)。
   ・あとは、解らないところを聞いたり、先輩の仕事ぶりをみて覚えていく
    ことになります。
    立派な育成コースなどないのが大半でしょう。
   ・仕事内容によりますが、未経験者は約1年で何とか1人前と云える
    仕事を習得するのではないでしょうか。
    周囲の上司、仲間にお客さん扱いされているようでは社会人として
    疑問です。
   ・ある人は、「このきつい1年間で、いかに職場で存在感を示し、給料
    以上のカセギに値する仕事をしているとの“評価を得る”ことが大切
    である。」
    そして、「自分のスキルで世間を渡っていくことができるようになった
    人を社会人と呼ぶ。」と云っています。
   ・場数を踏むと、いろんなことが解ってくるのです。
  ◆一般教養も
   ・最近は個性を伸ばせとか、個性のある仕事をしろとか云います。
    その前に当たり前のことが出来そして、自分が出来る仕事を自覚
    しながら、しっかりと仕事の基盤を作ることが必要だと思います。
   ・そうでないと、一時期個性のあるヤツと評価されても、長続きしない
    ように思います。
   ・それが「社会人としての基礎能力」の本当の意味合いではないで
    しょうか。
   ・そして、もう1つ追加したいことは、社会に出る前に一定の教養を身に
    つけておくことが、私の自責の念から大切だと思います。
・ いろんな環境の中で生活をしてきた人々と話ができるようになる基盤は、
  確かに「社会人としての基礎能力」向上が手助けになるのでしょう。
・ 職場は頑張って一人前になってくれと、見守り、期待しています。
  そして、仕事をする上での人と人との結びつきを受け止めて、自分の
  役割をはたす努力をすることです。
     〜 人間の魅力ですね!!〜