高齢者に目立つ“煙たがられる人”

 ビジネスコンサルタントが書いた「50歳から慕われる人、煙たが
  られる人」がありました。50歳が大昔になっている自分がいますが、
  高齢者がとくに当てはまるようで、気になり目を通しました。
 確かに、十分その通りだなと思う内容ばかりです。それは年齢が高く
  なるに連れガンコになり、自分の経験、価値観からしかの感覚や意
  見になるからです。
 しかし、それはどの年代にも、あることはあるのです。割合の違い
  あって、高齢になると目立つレベルになってくるのです。そして、それ
  を周りがなかなか注意したりすることが出来ない現実があります。
 “慕われる人”に今更なることは難しいので、“煙たがられる人”の面を
  少し減らしていくのが精一杯の気がします。
 40以上の事例がある中で、自分なりに“なるほど”と共感する部分を
  少ないですが紹介します。
(1)ふるまい
 1.客になると急に暴君になる人
   急に横柄なものの云い方をする人。戦後の衣食住の厳しい時代を
    年少期に過ごした人達は、売る側に主導権を握られていました。
    今はお客さまとなり、つい自分の思っていたことと違うふるまい
    されると、ちょっとしたことでも怒りだします。
   周りからみると明らかにマイナスイメージなのに、店員に文句を
    言っている人を見かけますね!
    駅員へのクレームも高齢者が増加しているようです。
 2.“説教くさい”と嫌われる人
   自分がという臭いを撒き散らして教訓を垂れたり、批判めいた
    口調やコメントを云う人。
   折角自由な会合、会食なのに、はああだったこうだったの話を
    し始めると、周囲はその話題には付いていかずに別の話に即切
    替えていましたよ!
 3.馴れ馴れしく人の肩をたたく人
   “どう”などと声を掛けていかにも親しい仲間同士を演出し、しかも
    自分の面倒見がよい印象をデモンストレーションする人。
   仲間内であることと、仕事が順調に進んでいることの中心に自分
    がいることを示すために肩をたたき、いかにも慕われている様子
    を周りにみせようとする人がいましたね!
    姓ではなく、名のほうで“〇〇君”を連発する人もいましたね!
 4.世話好きなのに感謝されない人
   皆んなで何かをする、出かける時などに、自然と幹事役を務める
    人がいると助かります。いつもタタキ台を作ったりして、便利なこと
    このうえなしです。
   その計画などに反対する人は、あまりいません。ところが、その
    人が高齢になるとこうじて独断専行が目立ち始め、仕切るニュア
    ンスが色濃くなってきます。
   そして、お節介をやくようになり、ちょっとでも自分の意に反する
    言動があると、人格まで非難されるようなこととなり、収拾するた
    めのエネルギーは大変大きなものになりますね!
(2)みっともない、図々しくなっている人
 1.話を延々と独り占めする人
   年をとると口数が多くなる人がいます。おしゃべりというより、質問
    したり別の話題を提供すると、いかにもジャマされたような態度
    をとる人。
   1つのことを長々としゃべられると、身を入れて聞く気がしなくな
    ります。たまにその相手をさせられるならまだ許容範囲だが、接
    触する場面が多くなると話が一方的で自分の気持ちや考えを云
    うことなしに終わって、フラストレーションが溜まってしまいまし
    たね!
 2.上下関係を作りたがる人
   人を介して呼び出したり、呼び立てたりして、自分が上であるこ
    とを意識させる人。
   ビジネスの場や個人的生活の場であれ、自分のために何かを
    したりする場合は自分を高みに置かないで、直接アプローチ
    して意図するところを開示、説明する姿勢が大事です。
   卑屈な態度をとって話をし、“分かっているだろうな”のやり方をす
    る上司がいましたがね!
 3.口先上手で上手く立ち回る人
   いつの間にか顔を出しており、自分の存在感を示そうとする意図
    がみえみえの人。
    “なるべく早く”“できるだけ”などあいまいな表現が多く、何かこと
    があっても言い逃れが上手い人。
   外面はよいが内面がよくない人にありがち。それがはっきりして
    いるので、下はあんな人になりたくないとカゲ口をたたきたくなり
    ますね!
 4.いまだに“人様の迷惑”が分からない人
   グループ旅行などで楽しさに浮かれて、人様のテリトリーに勝手
    に侵入している言動があります。何をするにしても我が物顔でふ
    るまって、度が過ぎることに気付かない人。
   大声が下品な感じになる人がいます。それが人の迷惑に及ぶと、
    嫌がられてダメ烙印を押されていた人がいましたね!
 煙たがられる言動がまだまだいっぱいあるのですが、自分と周囲の
  高齢者によく当てはまるものだと思いました。多すぎてイヤになって
  落ち込むというより、よく観察してまとめたと感心してしまいました。
  どうやら、こんな感想では自分自身反省の色が薄いということで
  すね!